展覧会

平成21年〈秋季展〉「棗と茶杓」

桃山時代、千利休はわび道具として黒塗の棗を、唐物の茶入と同じ重みをもって使いました。以来、棗はわび道具の象徴ともなります。いわゆる棗形の茶器である棗に先行して金輪寺や中次などの形があり、さらに様々の材質や形の茶器がつくられました。それらを含めて棗とし、館蔵の優品約20点を展示いたします。

竹茶杓もまた、わび茶の象徴といえる存在で、茶の名人たちが自ら削り、その掌のぬくもりが今日に伝えられている貴重な道具です。手造りの小さな道具でありながら、人々が茶杓をいかに大切に伝えてきたかがその伝来に窺えます。館蔵の茶杓の中から、近世茶の湯に名を残す茶人の茶杓約30点を展示いたします。

わび茶の心をよく表す棗と茶杓のゆかしさをお楽しみいただきたいと存じます。また、台目席では前期は中世手箱の名品「猿鶴蒔絵手箱」、後期は季節の道具組を展示いたします。

会期 平成21年9月12日(土)〜12月6日(日)
特別展示 [前期]
重要文化財 宗峰妙超墨跡 古徳偈
[後期]
江月宗玩墨跡 什麼
主な展示品 黒大棗(利休在判)
住吉蒔絵平棗 山本春正作
独楽茶器
色絵丸文茶器 野々村仁清作
茶杓 春屋宗園作
茶杓 本阿弥光悦作
茶杓 銘笘 細川三斎作
茶杓 銘柏樹子 小堀遠州作(遠州蔵帳)

公益財団法人 湯木美術館

開館時間
午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日
毎週月曜日、9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火)10月23日(火)[但し9月17日(月・祝)、9月24日(月・振替休)、10月8日(月・祝)は開館]
夜間開館日
9月7日(金)、10月5日(金)、11月2日(金)、12月7日(金)は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
入館料
一般700円/大学生400円/高校生300円
(一般のみ、20名以上の団体は100円引き)
住所
〒541-0046
大阪府大阪市中央区平野町3-3-9
お問い合わせ
TEL: 06-6203-0188
FAX: 06-6203-1080