茶杓 銘ヤハラ道怡 千利休作(雲州蔵帳)


桃山時代、千利休はわび道具として黒塗の棗を、唐物の茶入と同じ重みをもって使いました。
以来、棗はわび道具の象徴ともなります。いわゆる棗形の茶器である棗に先行して
金輪寺や中次などの形があり、さらに様々の材質や形の茶器がつくられました。
それらを含めて棗とし、館蔵の優品約20点を展示いたします。

竹茶杓もまた、わび茶の象徴といえる存在で、茶の名人たちが自ら削り、
その掌のぬくもりが今日に伝えられている貴重な道具です。手造りの小さな道具でありながら、
人々が茶杓をいかに大切に伝えてきたかがその伝来に窺えます。
館蔵の茶杓の中から、近世茶の湯に名を残す茶人の茶杓約30点を展示いたします。

わび茶の心をよく表す棗と茶杓のゆかしさをお楽しみいただきたいと存じます。
また、台目席では前期は中世手箱の名品「猿鶴蒔絵手箱」、後期は季節の道具組を展示いたします。


 ◆ 展覧会期 : 平成21年9月12日(土)〜12月6日(日)
   ◇ 前期  :  9月12日(土)〜10月25日(日)
   ◇ 後期  :  10月27日(火)〜12月6日(日)
 ◆ 開館時間 : 午前10時〜午後4時30分 (入館は午後4時まで)
 ◆ 夜間開館 : 10月2日・11月6日・12月4日(期間中の第一金曜日)
              午後7時まで開館 (入館は6時30分まで)
 ◆ 休館日  : 月曜日(但し9月21日・10月12日・11月23日は開館)
            9月24日(木)・10月13日(火)・11月24日(火)
 ◆ 入館料  : 一般600円/大学生400円/高校生300円 

 



黒大棗(利休在判)




住吉蒔絵平棗 山本春正作




独楽茶器




色絵丸文茶器 野々村仁清作




茶杓 春屋宗園作




茶杓 本阿弥光悦作




茶杓 銘笘 細川三斎作




茶杓 銘柏樹子 小堀遠州作
(遠州蔵帳)

 
◇特別展示◇

  [前期]  重要文化財 宗峰妙超墨跡 古徳偈   
  [後期]  江月宗玩墨跡 什麼

 

  聴講御希望の方は、往復葉書(1枚に付き1名様)にてお申し込み下さい。 ≪先着80名様≫
    【会場】 湯木ホール(湯木ビル8F)

   ◆ 10月31日(土) 午後2時〜午後3時30分
      「茶杓の歴史」 谷端昭夫 先生 (茶道史研究家)


  《お申込み先》  〒541-0046 大阪市中央区平野町3-3-9 湯木美術館講演会係

 


   平成21年春季展  「千家十職 ― 茶道具と懐石の器」

   平成20年秋季展  「茶道具と器にみる四季の花」

   平成20年春季展  「茶碗を愉しむ」

   平成19年秋季展  「開館20周年記念名品展 風流と美」

   平成19年春季展  「湯木貞一の茶友」

   平成18年秋季展  「―美と趣― 懐石の器」

   平成18年春季展  「掛物 ― 近代の日本画」

   平成17年秋季展  「鈍翁と耳庵の風流」

   平成17年春季展  「茶の湯の焼物 ― 楽焼」

   平成16年秋季展  「魯山人の器」「掛物と花入」

   平成16年春季展  「茶の湯の焼物 ― 京焼」

   平成15年秋季展  「清秋の頃 ― 白吉兆の茶会記より」

   平成15年春季展  「茶の湯の焼物 ― 日本」

   平成14年秋季展  「開館15周年記念 館蔵りくえすと展」

   平成14年春季展  「茶の湯の焼物 ― 中国・朝鮮」

   平成13年秋季展  「ちいさきもの ― 猿鶴蒔絵茶箱を中心に香合など」

   平成13年春季展  「茶の湯を愛した湯木貞一 ― 生誕百年」

   平成12年秋季展  「秋深き頃 ― 名残の茶事」

   平成12年春季展  「竹の風雅 ― 茶杓・竹花入」

   平成11年秋季展  「懐石の器シリーズ ― 鉢」