浪華名所図屏風(八曲一双の左隻) 17世紀末 一隻寸法 84.6cm×386.2cm
一双のうち右隻には大坂の南部が、そしてこの左隻には大坂の北部が描かれています。水の都らしく縦横に走る川と多くの橋が主題となっています。画面左端の大坂城から画面中央を横切って流れるのは土佐堀川です。大小の船が行きかい、人の往来も賑やかです。また、右上方の川の交点に井桁形に掛かる橋が見えていますが、これは大坂の名所の一つであった四ツ橋です。商都としての大坂の活気に満ちた賑わいの様子が、丁寧な筆致で色鮮やかに描写されています。元禄頃の大坂の様子を伝える貴重な作品です。
平成21年8月16日更新・秋季展のご案内・
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